Tableau Prepが得意なこと(第2回)
サンプルデータ
前回と同様のデータです。<Tableau Prepが得意なこと(第1回)>今回はTableau Prepから接続します。
列の除外
Tableau Prepからデータへ接続します。合計列のチェックを外します。これでエクセルデータのE列を除外できました。
行の除外
ステップを追加します。以前にも書きましたが、フィールドの各種操作はクリーニングのステップで行うのがベストです。
「店舗/項目」フィールドの「売上高/合計」「利益額/合計」を複数選択します。選択した項目で他のフィールドに含まれる値が青くなります。右クリックから「除外」を選択します。青くなった行のデータが除外されました。Tableauのフィルターよりも操作が単純化されていて、除外されるデータが一目でわかるあたりもTbaleau Prepの優れたところです。
値の分割
「店舗/項目」を店舗と項目に分割します。すべての値に「/」があるので「自動分割」でもできますが「カスタム分割」でやってみます。
カスタム分割を選択すると窓が開きます。区切り文字の使用に「/」、フィールドを「2」に設定します。ここはTableauと同じです。
分割できました。Tableauと同様に「店舗/項目」は残ります。Tableauでは「店舗/項目」列にフィルターを使用していたためこの列を削除できませんでしたが、Tableau Prepでは削除できます。フィールドを削除して残りのフィールド名を整えます。
フィールド名を「店舗」「項目」へ変更しました。ここまでの変更が左側に記載されています。変更履歴を確認することができます。ここまでの変更の一部を取り消したいときは変更へマウスオンします。右肩の「×」を押すと該当の変更だけを取り消すことができます。これは便利な機能です。
フィールドのフィルター
ステップを更に追加します。「項目」フィールドの「売上高」をクリックすると「売上高」に該当する他フィールドのデータが青くなります。右クリックして「保持」します。Tableauの分析画面でのフィルターと同じ操作です。これでデータは「売上高」だけになりました。
ピポット
ピポットを追加します。
「2019年1月」「2019年2月」「2019年3月」を複数選択して「ピポットされたフィールド」へドロップします。
画像のようになればOKです。「項目」フィールドは不要なので削除します。フィールド名を整えます。
これで「売上高」部分のデータは完成です。元データから「売上高」の部分を取り出したようなかたちになります。
利益高データ編集
ステップ1へ戻ります。「分岐の追加」を選択します。
「項目」のなかの「利益額」を保持します。はじめは「売上高」を保持しましたが、今度は「利益額」を保持します。
ピポットを追加して「2019年1月」「2019年2月」「2019年3月」を複数選択して「ピポットされたフィールド」へドロップします。。「項目」フィールドは不要なので削除します。フィールド名を整えます。
これで。元データから「売上高」の部分を取り出したようなかたちになります。
結合する
ピポット1とピポット2を結合します。
両データの「店舗」を結合句にして内部結合しました。「結合結果のサマリー」をみてわかるとおり27行になっています。「結合句の推奨事項」にあるとおり両データの「年月」を結合句に追加します。
これでバッチリです。「店舗」と「年月」がそれぞれ2列あるので、一方を削除します。
タブローでプレビュー
結合を右クリックして「Tableau Desktopでプレビュー」を選択します。
タブローが開きます。「売上高」「利益額」のメジャーができました。
ステップの名前を変更する、説明を加えるといいですね。
画像のように今回は、1データテーブルを分解する、それぞれをピポット編集する、それぞれを再びくっつけてみました。
>Tableau Prepが得意なこと(第1回)