小売物価統計調査インスタントコーヒーの小売価格(第２回)

小売物価統計調査　インスタントコーヒーの小売価格(第２回)

分析の前に

hyperで出力

　出力ステップを追加します。「参照」からファイルを出力するディレクトリを選択して名前を付けます。「許可」→「フローの実行」これでデータ出力まで完成しました。

タブローから接続

　タブローから出力ファイルへ接続します。タブローを立ち上げてからhyper形式のデータファイルへ接続する方法と、hyper形式のデータファイルを右クリック、「プログラムから開く」→「タブロー」を選択する方法があります。都市を「地理的役割」→「市区町村」へデータ型変換します。Tableau Prepで’市’を末尾に付けることで多くの「！」を回避できましたが、まだ１３か所が不明になっています。これらを一致させます。
　グレーの「１３カ所が不明」をクリックすると「都市の特殊な値」という窓が開くので「場所の編集」をクリックします。
　府中市が「あいまい」です。「あいまい」というのは「府中市」に該当する候補地名が複数あるからだろうと思います。あとは、市のなかに区がある（概ね政令指定都市）ときに市区町村名が認識不可になります。

府中市を修正する

　手動で一致させます。「あいあまい」の部分をクリック、候補となる文字、例えば府中と入力します。入力した窓の右側にある「Ｖ」マークをクリックすると候補地名があらわれるはずですが、緯度と経度を求められます。府中市とういうのは東京都と広島県にあるのですが、タブローは認識できないみたいです。「東京都府中市」のような入力も受け付けません。タブローへ東京都と広島県の違いをどのように認識させればよいのでしょうか。
　府中の語尾に’市’を加えたのがいけなかったのかも・・・ディメンションの「都市」を右クリックして「別名」を選択します。「別名」はディメンションのなかの値を書き換えることができる機能です。
　府中市の右側の列（値）を府中にします。

府中は広島県になる

　フィルターへ都市をドロップして「府中」だけを選択して位置を確認します。広島県府中市が表示されます。ところが元データの府中市は立川と横浜の間にあるので東京都の府中市です。どうすれば東京都府中市に変換できるのか？
　ふたたびディメンションの「都市」を右クリックして「別名」を選択します。「別名のクリア」をクリックして府中市に戻します。
　フィルターで「府中市」だけを選択します。すると１か所が不明になります。ここで「１カ所が不明」のグレーのところをクリックします。府中市が「認識不可」になります。都道府県/州の窓（デフォルトでは三重県になっている）をクリックしてラジオボタンを「なし」から「固定」へ切り替えます。そして「三重県」になっている窓を「東京都」にします。

東京都になりました

　東京都になりました。
　やれやれ、と思っていると！府中市だけを東京都に設定したわけではなかったようで、すべての都市が東京になっています。これで７８カ所が不明になってしまいました。最後の手段というのか、はじめからそうすればよかったのか、緯度・経度を入力することにします。

緯度・経度を入力

　東京都に府中市が表示されている状態に戻ります。プロットを右クリック、「データの表示」を選択します。
　緯度と経度が表示されます。必要な部分をクリックして「コピー」→メモ帳とかテキストエディタへ張り付けます。「すべてエクスポート」はディレクトリを選択して名前を付けて保存する機能です。ＣＳＶ形式で保存します。
　プロットを右クリックして「場所の編集」からやってみます。
　すべての都市が東京都になっているので「固定」を解除して「なし」に戻します。
　「緯度と経度を入力してください」を選択します。
　「データの表示」された緯度と経度を入力して「ＯＫ」です。これで府中市は東京都の府中市になりました。
　のこりの１２カ所を一致させます。「認識不可」の窓へ「京都」と入力して「Ｖ」マークを押すと候補が出現するので選択して完了です。