令和元年度通信利用動向調査
通信利用動向調査(オープンデータ)付き!エクセル・タブローを使用したアンケート結果データの分析方法を解説しています。
データについて
令和元年通信利用動向調査
<ヘッダーとデータ2行サンプル>
質問,項目,属性,回答,割合 問1 情報通信機器の保有状況,世帯主性別,女性,固定電話,51.2 問1 情報通信機器の保有状況,世帯主性別,女性,FAX,20.5
基本項目
ファイル形式:テキスト (.txt)カンマ区切り
ファイルサイズ:228KB
文字コード:Unicode (UTF-8)
ウインドウズのメモ帳で開くことができます。
*エクセルへ変換するとき
A列~D列=文字列
E列=数値(小数)
(テキストファイルをエクセルへ変換する方法)
データ形式:列指向形式
(データ形式について)
列数:5
行数:2,080 (ヘッダー行を含む)
データ内容
A列 | 質問 | 令和元年通信利用動向調査の質問内容から2問を抜粋 問1 情報通信機器の保有状況 問5 新4K8K衛星放送の視聴環境 |
B列 | 項目 | C列「属性」をまとめた項目(9項目) ・全体 ・世帯主性別 ・世帯主年齢 ・世帯人員 ・世帯年収 ・世帯類型 ・地方 ・都市区分 ・都道府県 |
C列 | 属性 | 「項目・属性対応表」を参照 |
D列 | 回答 | A列質問にたいする回答選択肢 「質問・回答対応表」を参照 |
E列 | 割合 | それぞれの質問にたいする各属性の回答数割合 |
<データ出典>
政府統計の総合窓口「e-Stat」(https://www.e-stat.go.jp/)
情報通信・科学技術>通信利用動向調査>令和元年通信利用動向調査>世帯全体編>統計表セット(全22表+アンケート)を加工して作成
対応表
<「項目・属性対応表」>
項目,属性 全体,[ 全 体 ] 世帯主性別,女性 世帯主性別,男性 世帯主年齢,20~29歳 世帯主年齢,30~39歳 世帯主年齢,40~49歳 世帯主年齢,50~59歳 世帯主年齢, 60~64歳 世帯主年齢,60~69歳 世帯主年齢, 65~69歳 世帯主年齢,65歳以上 世帯主年齢, 70~74歳 世帯主年齢,70~79歳 世帯主年齢, 75~79歳 世帯主年齢,75歳以上 世帯主年齢,80歳以上 世帯人員,2人家族 世帯人員,3人家族 世帯人員,4人家族 世帯人員,5人家族 世帯人員,6人家族 世帯人員,7人以上家族 世帯人員,単身 世帯年収,200~400万円未満 世帯年収,200万円未満 世帯年収,400~600万円未満 世帯年収,600~800万円未満 世帯年収,800~1000万円未満 世帯年収,1000~1500万円未満 世帯年収,1500~2000万円未満 世帯年収,2000万円以上 世帯類型,高齢世帯(高齢者のみ) 世帯類型,大人2人(高齢者を含む) 世帯類型,大人2人(非高齢者のみ) 世帯類型,大人が2人以下+子ども 世帯類型,大人が3人以上+子ども 世帯類型,大人が3人以上のみ 世帯類型,単独世帯(非高齢者) 地方,近畿 地方,九州・沖縄 地方,甲信越 地方,四国 地方,中国 地方,東海 地方,東北 地方,南関東 地方,北海道 地方,北関東 地方,北陸 都市区分,その他の市 都市区分,町・村 都市区分,特別区・政令指定都市・県庁所在地 都道府県,47都道府県
<「質問・回答対応表」>
質問,回答 問1 情報通信機器の保有状況,FAX 問1 情報通信機器の保有状況,インターネットに接続できるゲーム機 問1 情報通信機器の保有状況,インターネットに接続できる家電 問1 情報通信機器の保有状況,インターネットに接続できる携帯型音楽プレイヤー 問1 情報通信機器の保有状況,ウェアラブル端末 問1 情報通信機器の保有状況,スマートフォン 問1 情報通信機器の保有状況,その他 問1 情報通信機器の保有状況,タブレット型端末 問1 情報通信機器の保有状況,テレビ 問1 情報通信機器の保有状況,パソコン 問1 情報通信機器の保有状況,モバイル端末(携帯電話、PHS、スマートフォンのうち1種類以上) 問1 情報通信機器の保有状況,ラジオ 問1 情報通信機器の保有状況,ワイドFM対応ラジオ 問1 情報通信機器の保有状況,携帯電話(PHSを含む) 問1 情報通信機器の保有状況,固定電話 問1 情報通信機器の保有状況,無回答 問5 新4K8K衛星放送の視聴環境,4K放送番組 「NHK BS4K」 問5 新4K9K衛星放送の視聴環境,4K放送番組 「ショップチャンネル4K」又は「4K QVC」 問5 新4K10K衛星放送の視聴環境,8K放送番組 「NHK BS8K」 問5 新4K11K衛星放送の視聴環境,いずれの番組も視聴できない 問5 新4K12K衛星放送の視聴環境,無回答
活用方法例
エクセル
「挿入」から「ピボットグラフとピボットテーブル」を選択します。
・スライサーへ質問を設定し、分析したい質問を選択します。
・スライサーへ項目を設定し、分析したい項目を選択します。
・取り出したい回答をフィルターします。
・列へ「回答」、行へ「属性」をドロップします。
・Σ(値)は「割合」の合計です。
・みやすいグラフを選択して完成です。
・スライサーへ項目を設定し、分析したい項目を選択します。
・取り出したい質問や回答をフィルターします。
・凡例へ「回答」、軸へ「属性」をドロップします。
・Σ(値)は「割合」の合計です。
・みやすいグラフを選択して完成です。
エクセル3DMapsを開きます。
・場所へ「属性」を設定して「都道府県」を選択します。
・高さは「割合」の合計です。
・フィルターで「質問」を選択します。
・フィルターで「属性」を選択します。
両方とも選択する必要があります。
*「質問」、「属性」は各1個のみ選択可能です。
数値は「割合」ですから複数選択すると合計されて有意義ではなくなります。
タブロー
数値(メジャー)は割合%です。したがって計算の粒度が「回答」&「属性」のときだけ有意義な集計になります。
各「回答」にたいする各「属性」の「割合」と考えればOKです。
・列シェルフが「属性」「回答」です。
・行シェルフは「割合」です。
・質問をフィルターで選択します。
・分析したい「項目」を選択します。
・「回答」を色へドロップします。
世帯主年齢別の傾向が示されます。
・「回答」のなかから比較したい回答を選択します。
世帯主が20代、30代の家庭には固定電話がほとんどない!
・質問を切り替えます。
・回答のフィルターを変更します。
・「質問」のフィルターを外します。
・問1、問5のなかから「回答」をそれぞれ選択します。
この場合も世帯主年齢での比較が可能です。
属性に含まれている「都道府県」名を使用してマップへ値をプロットすることができるのでしょうか。
「属性」を複製し、「地理的役割」から「都道府県/州」を選択します。「属性(コピー)」をダブルクリックすると、経度・緯度のメジャーが自動生成されてマップが開きます。
マップ右下の「51カ所が不明」の表示は「項目」をフィルターして「都道府県」を選択すると消えます。
分析したい「回答」を選択すれば完成です。「回答」を複数選択すると「割合」が合計になるので、1個だけの選択になります。
こんなときは「単一値(リスト)」型のフィルターが適しています。