航空機統計 国籍別航空機入港表(港別)

航空機統計 国籍別航空機入港表(港別)

国内国際空港番号一覧データ付き!コロナの影響で航空需要は激減してるといわれていますが、実際にはどのくらい落ち込んでいるのでしょうか。

データについて

船舶・航空機統計

 5月28日に財務省から2020年1月~4月の「船舶・航空機統計」の発表がありました。新型コロナ感染症の影響で訪日外国人数がほぼゼロ!のようなニュースもあり、統計データの内容をのぞいてみました。

<データ出典>
政府統計の総合窓口「e-Stat」(https://www.e-stat.go.jp/)
船舶・航空機統計→航空機統計→国籍別航空機入港表(全国分)→月次→2020年4月

もとデータ
A列Year
B列Custom関税の管内(全部で9管内ある)
C列Port空港の3ケタコード
D列Country航空機の国籍(どこの国から来たのかではない)
E列Number Of Vessels入港機数(単位は機)
-Yearは年計、-Jan、-Febのように月別になっている
F列Number Of Vessel (Direct Entrance)直入港機数(単位は機)
-Yearは年計、-Jan、-Febのように月別になっている
G列Cargo Loaded積荷量(単位はMTメガトン)
-Yearは年計、-Jan、-Febのように月別になっている
H列Cargo Unloaded卸荷量(単位はMTメガトン)
-Yearは年計、-Jan、-Febのように月別になっている
各種コード

<Custom>
・データは数字のみ
関税の管内番号であり、管内名がデータにはない。

<Port>
・データは数字のみ
国際空港の番号、空港名がデータにはない。

 管内番号・空港番号と名称が対応しているような一覧を発見できなかったので、財務省のホームページから探し出して表にしました。

 空港番号Port=910がまったくわからなかったのですが、データ内容を見る限りでは「その他」ではないのかなぁと思います。

関税管内番号と管内名、国際空港番号と空港名のマスタは以下のとおりです。

Custom,税関,Port,空港名 
1,東京税関,103,東京国際 
1,東京税関,104,成田国際 
1,東京税関,124,新潟 
1,東京税関,910,その他 
2,横浜税関,247,百里 
2,横浜税関,253,福島 
2,横浜税関,265,仙台 
2,横浜税関,910,その他 
3,神戸税関,321,岡山 
3,神戸税関,347,広島 
3,神戸税関,351,美保 ,3神戸税関,365,高松 
3,神戸税関,376,松山 
3,神戸税関,910,その他 
4,大阪税関,404,関西国際 
4,大阪税関,443,富山 
4,大阪税関,453,小松 
5,名古屋税関,502,中部国際 
5,名古屋税関,524,静岡 
5,名古屋税関,910,その他 
6,門司税関,605,福岡 
6,門司税関,606,北九州 
6,門司税関,661,大分 
6,門司税関,671,宮崎 
6,門司税関,910,その他 
7,長崎税関,704,長崎 
7,長崎税関,730,佐賀 
7,長崎税関,744,熊本 
7,長崎税関,752,鹿児島 
8,函館税関,812,新千歳
8,函館税関,813,函館 
8,函館税関,816,旭川 
8,函館税関,823,青森 
8,函館税関,844,花巻 
8,函館税関,854,秋田 
8,函館税関,910,その他 
9,沖縄地区税関,907,那覇 
9,沖縄地区税関,908,新石垣 
9,沖縄地区税関,910,その他

<Country>
・国や地域を示す番号、データには国名・地域名はない。
統計国名符号表
こちらをご参照ください。
国籍別航空機入港表のPort=100は「日本」です。

分析結果

2020年1月~4月と2019年1月~4月

 入港機数は2月から減少しはじめて、4月は前年対比約19%、前年の5分の1にまで減少しています。
 積荷量のほうが卸荷量よりも大く減少しています。ところが、積荷量・卸荷量ともに入港機数ほどには減少していません。

 想像ですが小型・中型機の入港機数が極度に減少して、大型機がときどき飛んでくるといった感じなのだろうと思います。

航空機の国籍

 2020年4月と2019年4月を比較しています。 
 航空機の国籍です。国籍イコール出発国とは限りません。中国、韓国をはじめ多くがゼロです。アメリカが25、ドイツが12、このあたりが外国籍のトップです。

空港別

 2020年4月と2019年4月を比較しています
 北海道の空の玄関口、新千歳空港もゼロです。